9月19日(金)、小松島市児安小学校の3年生児童を対象にキャリア教育出前授業を実施しました。前半は参観授業も兼ねており、保護者の方々も児童と一緒に参加されました。
講師は、(株)シケンの玉田様をはじめ9名の同社スタッフの方々です。
まず前半は、歯についてのお話から始まりました。歯科技工物の説明やその種類、歯科技工物ができるまでの工程等を知りました。次に、その工程の一部体験として、「指型ボールペン」作りに挑戦しました。歯医者さんでも使う型取りの材料作りから始め、それを容器に注ぎ、参加者である児童と保護者はそれぞれ自分の指を入れて指の型を取りました。そして、取った型に石膏を流し込み、ボールペンの芯を入れ、固まるまでしばらく待つことになりました。児童の皆さんは、保護者の方々と一緒に興味津々な様子で、和気あいあいと製作を行っていました。参観授業としてはここで終了となり、保護者の方々が退出された後、後半は児童たちだけで授業を受けました。
後半は、(株)シケンの玉田様から、世の中には色んな仕事があることや「仕事は一人では成り立たない」ことなどを学びました。はじめに、児童たちにも身近な職業であるパティシエや野球選手といった職業の例を挙げ、例えばパティシエであれば、スイーツを作る人のほかに、開発する人や販売する人、広報活動をする人など、色んな人達の力が合わさって成り立っているんだと説明していただきました。
そして、その中の一つとして歯科技工士の仕事や「(株)シケン」の会社紹介があり、歯医者さんの場合においても、歯科医師だけでなく歯科助手や歯科技工士といった様々な職業の人たちが共に働いていることや、歯の大切な役割や歯を失ってしまったときに復活させるのが「歯科技工士」の仕事であること等を学びました。
その後、準備した型から指型ボールペンを取り出し、児童の皆さんは完成した自分と保護者の2つの指型ボールペンを友達と見せ合いながら、とても嬉しそうな様子でした。2コマ分の授業でしたが、最後に児童から「もう1時間してほしい!」といった声もあがっていました。
最後に玉田様から、「目に見えるものだけでなく、それができるまでどんな人が、どんな仕事をして関わっているか考えてみましょう」と児童にイメージを促すとともに、「世の中には色んな仕事がある」というメッセージをいただきました。
(増田)