10月15日(水)、牟岐町立牟岐中学校の3年生生徒を対象に、キャリア教育出前授業を実施しました。講師は(株)シケンの脇坂様と5名のスタッフの方々です。
はじめに、歯のお話から始まりました。歯の役割や歯科技工士の仕事、歯科技工物ができるまでの工程等について教えていただきました。次に、その工程の一部体験として、指型ボールペン作りに挑戦しました。歯医者でも使う型取りの材料作りから始め、それを容器に注いで自分の指を入れて指の型を取りました。そして、取った型に石膏とボールペンの芯を入れ、固まるまでしばらく待つことになりました。
待つ間に、徳島県南部出身の2名のスタッフの方々より、歯科技工士の仕事についてさらに詳しい説明がありました。牟岐中学校の卒業生でもある山下様からは歯科技工士の仕事を選んでから現在に至るまでの経験のことを、蛭子様からは海外での仕事の経験や身に付くスキルのことを、それぞれお話ししていただきました。歯科技工士の仕事のやりがいやおもしろさ、細かい作業が得意になったり外国語を話せるようになったりする等、写真を交えながら教えていただきました。質問タイムでは、「中学校の時の5教科のテストは、どのくらいできましたか。」「進路を決めるに当たって決め手は何でしたか。」等、現在の自分が将来仕事に就くことを意識した質問がありました。
授業の最後に、型から指型ボールペンを取り出しました。生徒の皆さんは出来上った指型ボールペンを友達と見せ合い、嬉しそうな様子でした。歯科技工士という仕事や社会に出てからのことを知るだけでなく、貴重な体験活動もできた出前授業になりました。
(教育情報化支援担当 奥本)