6月30日(月)、鳴門市堀江南小学校の3・4年生児童を対象に、キャリア教育出前授業を実施しました。講師は(社福)徳島県社会福祉事業団 希望の郷の吉本様です。
授業のテーマは「障がい(知的障がい)について」です。初めに自己紹介や希望の郷の紹介があり、施設の様子や職員の仕事内容、知的障がいのある方の支援をしていることについて教えていただきました。次に、知的障がいとは何かについてお話がありました。苦手なことがあるという特性に加えて環境が合わないと不安になってしまうこと、視覚的にスケジュールを示したりイヤーマフを使って大きな音を遮断したりすることで不安を和らげて生活を支えられること等を学びました。最後に、困っている人の体験として、講師の先生が話し言葉だけで特徴を伝えて、どんな漢字や絵かを当てるクイズをしました。擬音語や抽象的な言葉で説明がなされ、児童の皆さんは迷いながら回答をしていました。内容が正しく捉えにくいことの大変さを体験し、伝え方を工夫することが大切だと知ることができました。
授業の終わりに吉本様から、「障がいがある人もない人も、基本的に皆さん同じように生活をしています。ですが、障がいがあるからといって何かを諦めることがないようにしなければいけません。障がいがあるからといって差別することは決して許されません。」と、教えていただきました。
(教育情報化支援担当 奥本)