キャリア教育出前授業「自衛隊徳島地方協力本部」（城西中学校）

　12月3日（水）、徳島市城西中学校の1年生生徒を対象に、キャリア教育出前授業を実施しました。講師は自衛隊徳島地方協力本部の三木様と5名の自衛官・職員の方々です。

　前半は「災害のお話」です。自衛隊の数ある任務の中で、災害時の救助活動や避難生活を支援する災害派遣について教えていただきました。また、日頃からできる災害への備えとして、最低限の「衣・食・住・医」に関するものを準備しておいたり、災害の時にどのように行動するかを家族と話し合っておいたりすることを学びました。三木様は「（災害時には）無関心になることなく、みんなで協力して生き残ろうとすること。そして、自分にも何かできることがないかを考えてください。」とお話しされていました。

　後半はグループに分かれて、順番に体験学習（ロープワーク、南極展示、基本教練、応急担架作り、車両・装備品展示）をしました。「ロープワーク」では、引っかけても解けない、丈夫な結び目づくりを教えていただきました。「南極展示」では、海上自衛隊の活動の際に持ち帰った南極の岩や氷、南極についての紹介の展示がありました。「基本教練」では、「気を付け」や「回れ右」、「敬礼」等の基本動作について丁寧に教えていただきました。「応急担架作り」では、身の回りにある竹竿や毛布で人を運ぶことができる応急担架を作り、実際に運んでみることもしました。「車両・装備品展示」では、自衛隊の車両内部を見せてもらったり、非常食や背嚢等の説明を聞いたりしました。生徒の皆さんはとても興味津々な様子で、どの体験活動にも積極的な姿勢で取り組んでいました。災害時に役立つ術を知るだけでなく、貴重な体験活動もできた出前授業になりました。

（教育情報化支援担当 奥本）